インプラント歯科医・歯科医院

歯根部の存在しない義歯

「本格的でない」つまり歯根部の存在しない義歯の話の続き。具体的には「入れ歯」と「ブリッジ」についてだが、天然歯と大きな構造的違いがあるにせよ長所もある。入れ歯の長所は何といっても治療時の患者への負荷の低さだと思う。治療といっても、つまるところ道具(入れ歯)を体に合わせてチューニングするだけなのだから患者の負荷は低い。ブリッジは欠損歯の両脇の歯を削る必要がある点、入れ歯ほどではないが、実はインプラントと比較すれば簡単な治療で済む。入れ歯の短所はとにかく機能的に劣ることだろう。噛みにくい、喋りづらい、メンテナンスが面倒。ブリッジのほうはうまくいけばかなり機能面も審美性も改善できるのだが、その治療形態状、健康な両隣の歯が前提になる。必然的に多くの歯を失った場合には適用できない治療法ということになる。さらに言えば、橋桁の役割を担わされる両隣の歯は恒常的に負担を強いられ、欠損してしまうリスクが大きくなる。入れ歯もブリッジも歯冠部だけしか存在しないため、義歯にかかる力は前者は口中の粘膜、後者は両隣の歯というあまり望ましくない部分で受け止めることになり、痛みやさらなるトラブルの原因になりやすい。

高齢の方にとっては

インプラントには手術が必要、となると、高齢の方にとっては、体力的に大丈夫なのだろうか、ということがたいへん気になるところだと思います。その人の体調によっては、とりわけ重度の糖尿病をわずらっている方は、インプラントに出来ませんが、健康状態に問題がないなら、80歳以上の方でもインプラント手術を受けておられます。インプラントの手術自体にかかる時間は、作る歯が3、4本の場合、おおむね15分程度と、短い時間ですみます。あごに穴をあける、ということからの予想よりは少ない時間なのではないでしょうか。また、口には麻酔をかけ、痛みがないように行われます。こうしたことから、患者さんの負担は出来るだけ軽くなるようになっています。あごの骨がやせて、インプラントには適しないと思われる方には、まず、あごの骨の再生手術を行ってから、インプラントにすることが出来る場合もあります。自分の歯がインプラントに出来るかどうかは、まず、医師と相談してみるのが一番です。